2023年11月30日に国際乾燥地科学専攻 (修士課程1年生)中間発表会が開催されました
修士論文研究の中間とりまとめとして、本専攻修士課程1年生(一般コース14名、特別コース5名)が、各自の修士論文研究についてプレゼンテーションを行いました。この中間発表は、学生が互いの研究内容を知る場として、また、自身の研究内容について他分野の教授や学生からフィードバックを得て、更には分野を超えた交流、ディスカッションの場として、貴重な機会を提供します。
この度の中間発表会は、2年連続での対面実施であり、昨年のアンケート結果を参考に、全学生が一部屋にまとまって発表する形をとりました。猪迫専攻長からも、「会場には多くの教員のほか、博士前期課程の学生以外にも学部生、ドクターの学生も集まり、非常に盛況であった」、とのコメントがありました。
司会や会場受付は、今年度も2年生が担当(語学テストスコア上位4名)、その他の2年生も会場設置や発表会のサポートに入りました。
動画に収められた各学生のショートトークはオンラインで視聴され、ポスター発表の内容と併せて、教員による評価、投票が行われました。その結果、寺田晃盛さんと三村雪乃さんが最優秀発表賞を受賞しました。
授与式は2023年12月15日(金)、農学部棟で行われ、専攻長より、「この受賞を励みに、ますます研究に打ち込んでもらいたい」、と励ましの言葉が贈られ、二人に図書券が進呈されました。専攻長より、「この二人は同得点での受賞となったが、二人の研究分野は全く異なる分野であり、本専攻が幅広い研究分野をカバーしていることがうかがえる結果となった」、とコメントがありました。
寺田晃盛さん
「迅速なチカラシバ種間雑種作出に向けたスピードブリーディング法と薬剤除雄法の開発」
(Establishmentof speed breeding and chemical-based emasculation method for rapid productionof Pennisetum hybrids)
【寺田さんの受賞コメント】
これまで何度かポスター発表の経験はありましたが、今回はほとんどの参加者が他分野の方だったため、分かりやすく、しかも英語でうまく伝えられるよう工夫しました。
発表の前日まで、研究室の留学生と一緒に試行錯誤しながら練習したのも良い思い出です。
三村雪乃さん
「農業用鉄筋コンクリート開水路の機能診断評価指標の確立 - 水路壁載荷法で取得した荷重―変形量の統計処理 -」
(Establishment of Functional Diagnostic Evaluation Index ofReinforced Concrete Open Channel for Agriculture -Statistical Processing of Load - Deformation Data obtained in Channel WallLoading Method -)
【三村さんの受賞コメント】
ポスター発表は初めてでしたが、自分とは異なる分野の方が発表を聞きにたくさん来てくださり、とても良い経験となりました。
副賞としていただいた図書カードで、今後の研究に役立つ書籍を購入したいと思います。
最優秀発表者賞受賞者