モロッコで二度目の「海外実践演習」を実施
2019年4月14日~20日、モロッコにて昨年度に続く二度目の「海外実践演習」を実施しました。
学生の外国語能力の向上と海外における乾燥地科学研究及び実装について学ぶため実施される本演習に、今年度は博士前期課程2年生 3名が参加しました。国際乾燥地農業研究センター(ICARDA・本部はレバノン)のモロッコ・ラバットにある北アフリカ研究プラットホームに加え、今年度はベニ・メラルやメクネスの関連研究機関及び農家の見学も行われました。
演習では、乾燥地で重要なムギ類やマメ類の育種、品質・成分分析、病害虫制御等の現場を見学したほか、節水潅漑や不耕起栽培など、環境への負荷を抑えた持続的な農業方法や乾燥地における畜産と農業の関係を、現地研究者や農家らと意見交換を行いながら学習しました。参加した学生からは、「大学の講義で紹介されたことが実践されている現場を見ることが出来、大変勉強になった」、「乾燥地の様々な立場の人の多様な視点から話を聞くことができ、多くのことを吸収することができた」などの感想がありました。
国際乾燥地科学専攻では、今後もこの「海外実践演習」を毎年実施することとしており、グローバルに活躍できる人材の養成に努めていくこととしています。

育種圃場においてICARDA研究者から指導を受ける参加学生
