2021年度国際乾燥地科学専攻中間発表会(1年生)とポスター賞授与式を開催しました
2021年11月30日(火)、「2021年度国際乾燥地科学専攻中間発表会(1年)」を実施しました。
中間発表会は修士論文研究の中間とりまとめとして毎年実施しており、本専攻の学生が研究内容、結果等の現況を発表します。
教員と学生間の意見交換を通して研究のブラッシュアップを図るとともに、学生が互いの研究内容を知り交流を深めること、そして思考力とプレゼンテーション力を身に付けることを目的としています。
昨年に引き続き、今年もコロナの感染防止のため、オンラインでの開催となりました。
当日はM1学生が各2分間のショートトーク発表を行った後、それぞれのポスターセッション会場に移り、M2学生や専攻教員も交えた議論を繰り広げました。
多種多様な研究を行う学生と教員が一同に参加し、意見を交換し合い、実りある発表会となりました。
司会、タイムキーパーと運営補助は、M2学生が担当することになっており、今年度も語学テストのスコア上位者4名が、後輩の発表をしっかりとサポートしてくれました。
なお、本専攻は外国人教員や留学生が多いため、司会進行は全て英語で行われました。
また、発表会の終わりには、ポスター賞の発表も行われました。
専攻の教員が事前に各学生のポスターを評価し、投票の結果、以下の2名にポスター賞が贈られました。
松本 諒
「衛星リモートセンシング技術を用いたスーダンにおける主要作物の播種日の推定 Use of satellite remote-sensing technology to estimate the sowing dates of major field crops in Sudan」
中村 瑠莉
「海岸砂丘におけるCO₂の吸収と排出に関する時空間変動 Spatiotemporal variation of CO2 absorption and emission in a coastal dune ecosystem」
ポスター賞の授与式は2021年12月16日(木)、農学部棟にて執り行われ、2名の受賞者に専攻長からお祝いの言葉と図書券が贈られました。
(松本さんの受賞コメント)
ポスターの作成で特に気を付けたのは、色味を合わせること。そして、研究内容を知らない立場でも理解しやすいかどうか、自分で視点を変え、読み返しながら作ることです。
他大学から本専攻に進学してきたため、現在の研究は今年4月から始めたばかりですが、今回ポスター賞をいただけたことが大きな自信になりました。この気持ちを糧に、他の修士生に負けないよう、もっと研究を深めていきたいです。
(中村さんの受賞コメント)
文系、異分野の研究者や学生にも分かりやすいよう、この研究を行う背景や基礎の部分から丁寧に書くことを意識しました。また、私の研究はデータの数が多いので、部門ごとに分け、それらを順序だてて説明できるようにしました。
他大学から進学してきて、学部時代とは全く違う分野に取り組んでいますが、賞に選んでいただけたことが大きな自信になりました。これからも修論作成や学会発表などで、さらに力をつけていきたいです。
(専攻長のお祝いの言葉)
二人のポスターは本当に良く書けていて、とても分かりやすかったと思います。中間発表の目的は、現在の研究内容を整理して、今後に活かすこと。さらに研究を深めて、修論を書き上げてもらえたらと思います。また、学会等にもどんどん参加して、力をつけていってください。おめでとうございます。
