国際乾燥地科学専攻 (修士課程1年生)中間発表会が開催されました
2025年11月28日に、本専攻1年生(一般コース15名、特別コース3名)の中間発表会が鳥取大学湖山キャンパス大学会館で開催されました。
この中間発表会は、学生が互いの研究内容を知る場であり、自身の研究内容について他分野の教授や学生からフィードバックを得て、分野を超えた交流やディスカッションを行う貴重な機会を提供します。
昨年から実施している「ポスターセッション」には発表者のみが参加し、普段目にすることのない他分野の研究室の学生のポスターを興味深く読み合い、互いに質問している姿が印象的でした。
メインイベントの「ポスター発表会」では、それぞれのポスターの前に、教員のほか博士前期・後期課程の学生や学部生などが集まり、活発なディスカッションを繰り広げていました。
司会や会場受付は、今年度も2年生が担当し、会場設置や発表会のサポートにも入りました。
また、動画に収められた各学生のショートトークはオンラインで視聴され、ポスター発表の内容と併せて、教員による評価、投票が行われました。
その結果、AMARE WODAJU MOLLAさんと松本明子さんが最優秀発表賞を受賞しました。
授与式は2025年12月10日(水)に農学部で行われ、専攻長より、「2名とも、私の研究分野とは全く異なる分野だが、説明を聞いていても分かりやすく、大変面白い発表だった。この受賞を励みに、ますます研究に打ち込んでもらいたい」との言葉が贈られ、二人に副賞(Amazonギフト券)が進呈されました。
AMARE WODAJU MOLLA さん(持続的土地管理学分野)
「エチオピア北西部アバ・ゲリマ流域における持続可能な流域管理のための地域制度の潜在的役割の解明」
AMARE WODAJU MOLLA san (Sustainable Land Management)
"Unlocking the potential role of local institutions for sustainable watershed management in the Aba Gerima watershed, northwestern Ethiopia"
【Amareさんの受賞コメント】
Thank you for holding the Mid-term Review for us. I was glad to join the event.
This award will motivate me to continue my study and research in the future.
松本 明子 さん(乾燥地作物栽培学)
「緑肥とバイオ炭を組み入れた水稲作付け体系におけるCH₄ 排出量削減と収量維持に関する研究」
Akiko MATSUMOTO san (Crop Production in Drylands)
"Research on mitigating CH₄ emissions and yield maintenance in rice cropping systems incorporating green manure and biochar"
【松本さんの受賞コメント】
このような賞をいただけてうれしく思います。
初めてのポスター発表でしたが、自分以外の学生の発表を見て、「こうしたほうがいい」という気づきを得ることができました。この経験を今後に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。