2024年12月7日、国連砂漠化対処条約第16回締約国会議にてサイドイベントを開催しました。

2024年12月7日、鳥取大学国際乾燥地研究教育機構(IPDRE)は中国科学院西北生態環境資源研究院(NIEER)、モンゴル地理・地生態研究所(IGG)、モンゴル気象水文環境情報研究所(IRIMHE)の共催の下、国連砂漠化対処条約(UNCCD:土地劣化防止を目的とした国際協定)第16回締約国会議(COP16)にて、「東アジア地域における風成砂漠化と砂塵嵐防止に向けたモンゴル・中国・日本の連携」をテーマとしたサイドイベントを開催しました。約50名の聴衆者が参加し、積極的な議論が交わされました。

(プログラム概要)
● 開会挨拶:恒川篤史 教授(鳥取大学 IPDRE)

● 発表者:
ワン・タオ 教授(鳥取大学 IPDRE/中国科学院 NIEER)
バトジャルガル・ブヤントトフ 博士(モンゴル IRIMHE)
シアン・シュエ 博士(中国科学院 NIEER)
マンダフ・ニャムツェレン 博士(モンゴル IGG)
シュウリン・リウ 博士(中国科学院 NIEER)
シュエヨン・ジャオ 博士(中国科学院 NIEER)

● パネルディスカッション
座長:ワン・タオ 教授
パネリスト:シュエヨン・ジャオ 博士、シュウリン・リウ 博士、バトジャルガル・ブヤントトフ 博士、マンダフ・ニャムツェレン 博士

(イベントのハイライト)
本イベントでは、東アジアにおける風成砂漠化の進行と砂塵嵐発生に対し、モンゴル・日本・中国がこれまで取り組んできた研究・対策の成果が共有されました。土地劣化防止や修復を目指す学術的・技術的取り組みについての議論も行われ、各国の連携強化を通じて、学際的なプラットフォームの構築を目指す前向きな意見交換が行われました。

特にパネルディスカッションでは、国境を越えた協力体制の強化や、更なる知見共有の必要性が強調され、次回COPに向けたさらなる連携強化への意欲が示されました。また、会場にはモンゴル国環境気候変動省国際協力部長も参加し、関係者間の連携深化に向けた一歩となりました。

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