JICA課題別研修の研修生がIPDREを訪れました。

2025年7月18日、2025年度JICA課題別研修「乾燥地における持続可能で強靭な農業のための土地・水・エネルギー管理」の研修生9名が国際乾燥地研究教育機構(IPDRE)を訪れました。

はじめに、乾燥地研究センター長兼IPDRE副機構長の坪充教授から歓迎の挨拶とともにセンターの変遷や主な海外での取組みが説明され、乾燥地問題に研究領域から組織的に取り組んでいることが紹介されました。

研修生らはその後、アリド・ドーム、展示場、その他センターの施設・設備を視察しました。視察中は、センター内で植栽されている作物について自国の気候や環境と照らし合わせて意見交換する様子や、他国の文化や生活様式に関心を示す様子が見られました。研修生からは、「作物の品種改良やその普及を日本ではどのように進めているか」、「大学内外の研究者と一体となって共働する上での苦労やメリットは何か」等の発言が聞かれました。

本研修は、各国の土地資源・水資源の管理に関わる技術者・研究者を対象に鳥取大学が実施しているもので、持続的な農業実施のための土地・水・エネルギー管理の能力強化を目的としています。7月から約4か月間、鳥取大学及び鳥取県内外の各機関で様々な技術研修が予定されており、今年度はアルジェリア、バングラデシュ、ボツワナ、モーリタニア、パキスタン、チュニジア、トルコ、ジンバブエの計8か国から研修員が参加しています。

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