再生型農業(RA)-SATREPSプロジェクト「第1回鳥取年次ワークショップ」を開催
午前の部では、日本側研究者を中心にプロジェクトの背景、目的、実施体制、実験計画およびベースライン調査計画を共有しました。本プロジェクトは、2017年に開始されたエチオピアでの持続可能な土地管理(SLM)SATREPSの成果と人的ネットワークを発展させ、土地劣化、気候変動、生物多様性損失という相互に関連する課題に対し、作物、アグロフォレストリー、価値t区店放牧を統合した再生型農業管理システムの科学的基盤を構築することを目指しています。
ワークショップでは、研究代表者のヌグセ教授や担当研究者より、土壌・作物管理、アグロフォレストリー、放牧・家畜管理、統合的ランドスケープアプローチの4つの研究コンポーネントについて、エチオピア南部シダマ州で予定される研究活動計画や将来的な展望見通しが紹介されました。また、鳥取大学及び共同研究機関である東京大学、島根大学、京都大学、岡山大学、鹿児島大学等の研究者らから、それぞれ担当するコンポーネントに関連した研究の結果(ストレス耐性作物栽培、根粒菌、家畜の飼料利用とメタン排出、土壌微生物、放牧地の生物多様性および生態系サービス等)が共有されました。昼食後には博士課程学生によるポスター発表も行われました。
午後の合同セッションでは、JICA、ハワサ大学、笹川アフリカ協会および日本側研究者から、エチオピアと日本における再生型農業の経験が紹介されました。続いて、エチオピア側の各コンポーネントリーダーが、土壌・作物管理、コーヒー・エンセーテを基盤とするアグロフォレストリー、飼料・放牧管理、社会経済分析と普及拡大に関する研究計画を発表しました。
閉会にあたり、異なる生態系と土地利用を融合しながら土壌健全性と長期的な農業パフォーマンスを向上させること、明確な指標と政策的意義を備えたランドスケープ研究を進めること、さらに国際的に応用可能な手法と社会生態学的研究に貢献することの重要性が確認されました。




