鳥取大学 - インドにおいて乾燥地開発国際会議(ICDD)を海外関係機関と共催

 鳥取大学(乾燥地研究センター及び国際乾燥地研究教育機構)は、乾燥地科学分野で最大の国際会議である乾燥地開発国際会議(ICDD)を、国際農業研究協議グループ(CGIAR)傘下の国際的研究機関等とともに共催しており、第13回会議を2月11日から2月14日にかけてインド・ジョドプールにおいて開催した。今回のテーマは「Converting Dryland Areas from Grey into Green」で、国際乾燥地農業研究センター(ICARDA)、国際半乾燥熱帯作物研究所(ICRISAT)、国際トウモロコシ・コムギ改良センター(CIMMYT)、国際水管理研究所(IWMI)など、国際農業研究協議グループの研究所の各所長らをはじめ、土壌科学の世界的権威である、米国オハイオ州立大学特別栄誉教授のRattan Lal教授など、乾燥地開発に携わる研究者、国際機関職員等、約460名の参加があり、気候変動の影響による乾燥地の拡大や人口増加が見込まれる中での持続可能な農業や水管理および利用などについて活発な意見交換が行われた。

 鳥取大学からは、教職員12名が参加、うち2名が基調講演を行うとともに、国際乾燥地農業研究センター(ICARDA)と耕作限界地における持続的生産を目指した作物開発にかかる国際シンポジウム「Crop Improvement for Sustainable Production in Marginal Regions」を2月12日に共催 (参加者:約60名)し、成果発信を行うなど、海外研究機関等とのネットワークを更に強化するとともに、国際的プレゼンスを向上させる貴重な機会となった。
写真① ICDD主会場で基調講演を行う恒川篤史教授

写真② ICARDAと共催したシンポジウムの様子

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