国際乾燥地研究教育機構公開シンポジウムを開催

1月23日に「一歩踏み出せ!あなたを求める世界の現場へ」と題して公開シンポジウムを開催しました。このシンポジウムは、世界の現場で活躍する方々の生きた経験を共有しようと開催したもの。
開会にあたり、文部科学省国立大学法人支援課の吉田光成企画官より来賓挨拶を頂き、乾燥地という本学の特色・強みを活かした活動に対して、「文部科学省としても注目しているので、鳥取大学牽引していって欲しい。」とエールを頂きました。
特別講演では、医療、農学、教育の各分野で国際貢献、国際的活動を行う3名の専門家にそれぞれの体験談を講演いただきました。医療分野では元国境なき医師団の村上大樹氏、農学分野では緑の地球ネットワーク副代表の高見邦雄氏、教育分野では島根県教育魅力化特命官の岩本悠氏が、世界の現場での体験を語り、参加者が熱心に耳を傾けました。
つづいて行われたパネルディスカッションでは、特別講演の講師と本学の海外派遣プログラムに参加した学生が登壇。「言葉・文化を超えたコミュニケーション」をテーマに、言葉・文化の壁を超えていかに現場に適応するか、まずは一歩を踏み出すことの大切さなどについて熱のこもった議論を交わしました。
会場には、学生、教職員、また遠方からの一般参加者含め、悪天候の中約100名の参加があり、国際乾燥地研究教育機構の活動を学内外にPRするとともに、参加者がそれぞれの立場で、世界の現場へ一歩踏み出す契機となるシンポジウムとなりました。
なお、機構の活動に当たっては、乾燥地科学分野を中心とした機能強化を推進する改革構想に対し、文部科学省から特別経費の支援を受けており、吉田企画官は、シンポジウムに先立ち、乾燥地研究センターの研究施設見学、研究者等との意見交換を行うなど、本学の取組に強い関心を示されました。
来賓挨拶をする吉田光成企画官

岩本 悠氏による特別講演の様子

学生を交えたパネルディスカッションの様子

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