JICA 課題別研修の研修生らが乾燥地研究センター / IPDREを訪れました。

 2024年10月1日、2024年度JICA課題別研究「乾燥地における持続可能で強靭な農業のための土地・水・エネルギー管理」の研修生10名が乾燥地研究センター(国際乾燥地研究教育機構(IPDRE))を訪れました。
 初めに、乾燥地研究センター長・IPDRE副機構長の恒川篤史教授から、同センターのこれまでたどってきた変遷や主要な取り組みについて説明があり、乾燥地の問題に研究領域から組織的に取り組んでいることを伝えました。
 
 その後、センター内に設置されているアリド・ドーム、展示場等を視察し、研究施設や機器、植栽されている植物等についても説明を受けました。視察中、乾燥地区分のジオラマを基に自国の気候や環境と照らし合わせてお互いに意見交換する様子や、他乾燥地における文化や生活様態を撮影しつつ関心を示す様子が印象的でした。研修生からは、「一体的に大学内外の研究者が共働して研究に取り組める環境はうらやましい」、「先進的な研究施設や技術を我々の国にも取り入れていくことが重要」等のこえがありました。

 本研修は7月から約3ヶ月半の予定で、鳥取大学及び鳥取県内外の各期間で様々な技術研修が実施されています。今年度はエジプト、エリトリア、エチオピア、ヨルダン、スーダン、トルコ、ジンバブエの7ヵ国から10名の研修員が参加し、鳥取大学を拠点として、持続可能で強靭な土地・水、そしてエネルギー管理について多角的に学んでいます。



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