エチオピア高地における飼料作物の採用に、近隣農家、情報アクセス、心理要因が複合的に影響することを明らかにしました。
本研究では、土壌侵食が深刻な地域の小規模農家を対象に、試料作物導入を「認知・関心・意思決定・実施・定着」の5段階でとらえ、空間要因、情報要因、心理要因がどのように導入の進展に関わるかを分析しました。その結果、近隣農家の導入状況が最も強く関連している一歩医で、農家自身の態度や実行可能性の認識、および携帯電話やラジオなどの情報アクセスも重要な役割を果たすことが明らかになりました。さらに、対人情報や心理要因は比較的初期段階で重要である一方、携帯電話やラジオは意思決定から実施への移行段階で特に有効であることも示されました。
これらの成果は、農家の段階に応じた普及支援と、地域内の波及効果を踏まえた空間的に的を絞った支援設計の重要性を示しています。